くれいじーはーつ

ゲーム、漫画、アニメの話とか写真とか好き放題にやります

『それなら目をつぶりましょう』三峰結華の言う「大丈夫」の先には何がある?

f:id:c-hearts:20190514012805j:plain

f:id:c-hearts:20190514012741j:plain

 

かー卑しかっ! 


これは卑しい認定されても仕方ない三峰。可愛すぎますね。露出オーバーな背景にくっきりと映える三峰の姿。オシャレさんな姿はもちろんのこと、趣味のカメラが全面に活きたデザイン。演出見た時はすべてのものが呼吸を止めましたね

 

当事務所にも無事true end鉱山を掘りまくって三峰が来てくれましたが、イラストもさることながらシナリオが良い! よく湿度(好感度)が高いと揶揄されますが、今回はさらにマシマシ、ニヤニヤさせてくれる…だけでなく、あの飄々とした態度の裏側も語ってくれるのでファン必見のコミュだと思います。

 

 

①ニヤニヤイベント

f:id:c-hearts:20190514013803j:plain

「勘違いじゃつまらないでしょう?」より定番のネタ。彼女認定され一瞬複雑な表情を挟む演出がたまりません。あの間があるから本心と嘘の境界があやふやになりますね。即「えーそうなんですよー」と言ってたら嘘っぽいですからね。まぁ次の選択肢次第では好意があるのはモロバレなんですが。

 

「さぁ! ふたりで悪だくみを!」の相棒といって互いを信頼している感じもたまりまセブン。心にグッとくることをさらっと言ってしまうPにも問題がありますし、それを伝える三峰もどうかとは思いますが、このはっきり言うけど冗談とも捉えられてるという関係が良い。

 

f:id:c-hearts:20190514014827j:plain

俺なら事務所来る前に1個食べて、もう1つははづきさんに残しておきますね。

 

「私だけは見逃してあげるから」では今回のタイトルにもなっている『目をつぶっててあげる』というセリフが出てきます。Pが体調を崩しているけれど仕事が押している、みんなのためにやらないといけないし、やりたい…それを理解しているうえでああして背中を押してくれるいい女です。体調不良に気づいているのも、そういう仕事の状況であることも分かっているのは三峰もPをよく見ている証拠で、それ故に「目をつぶって」くれるわけで。

f:id:c-hearts:20190514015736j:plain

これが恋鐘だと料理作ってくれたり、霧子は心配かけまいと休むことにしたりという展開になってくるかと思いますが、理解して信頼しているからこそ三峰はこの対応をしたと。事務所から出ていった彼女がどんな顔をして家路についているのか考えるとニヤニヤしますね。

 

②彼女の本質

f:id:c-hearts:20190514020301j:plain

そしてTrue End「だから守って、踏み込んで」で唐突に語られる三峰の本音。これは三峰の気持ちがよく分かる人いるんじゃないでしょうか。優しすぎる・自分を知られるのが怖い・考え過ぎ。いろいろ原因はあるかと思いますが、もちろんその人は好きなんだけど、心の何処かで距離を置いていると言うか、一線引いてしまう気持ち。

 

それがアンティーカとPに対しては無い、というのはこのコミュのセリフにもありますし、光景としてはSSSR【等身大のレイニーデイ】SSR【メロウビート・スローダウン】で語られていますが、その気持ちをあえて口にするというのが今回の三峰の卑しいところ。そう言われると踏み込みにくい。それを分かっていて口にするのがまたもう。

f:id:c-hearts:20190514022323j:plain

そんな気持ちでも、三峰のことを知れて嬉しい―そんなことを言ってしまうPもまた卑しい男。世界線が違うからいいけど、みんなにあんな対応してたら絶対死者が出ますわ。

 

冗談はさておき、このくだりがもう最高。まずPの返しで三峰の眉が下がる演出が素晴らしい。セリフ切り替わりのタイミングですが、この細かい感情表現が活きてます。彼女がどう思ったのかは我々の憶測でしかありませんが、その想像を挟む余地を作ってくれる演出。

 

そして上記画像セリフの声優さんの演技。「でもダメだよ」の真に迫った感じ。それまでの明るく振る舞おうとしているのが取り繕え無くなった感じがよく出てると思います。

 

そしてこの「踏み込んじゃやだ」と言ってるのに「プロデューサーだったら大丈夫」のずるさ。続く言葉で「プロデューサーは三峰がしてほしくないことは絶対にしない」「よく三峰のこと見てくれてるもん」これはもう逆に踏み込んできて、ってことですよね、分かります。大丈夫じゃない、踏み込まれたらどうなるか―どうなってしまうかが分かってしまっている。『だから守って、踏み込んで』とコミュタイトルがここで続くと考えるともうね、よく出来てる。そのラインを守って、でも踏み込んで来て欲しい三峰の心。可愛すぎる…【それなら目をつぶりましょう】も掛かることが出来るので、二重三重に邪推できます。深読みしすぎなのか。

 

カメラがイラストなのも、今回は『お互いをよく見ている(理解している)』ところがキーになっているので、その象徴として描かれているんだとしたらもうヒッチコックばりの演出ですね。最初のコミュで三峰がPを撮り、最後三峰が見てくれていると言う、逆の関係になるのも粋ですね。

 

三峰ファンなら言わずもがな、そうでない人はぜひゲットしてプレイしてみてくださいね! きっとファンになるはず!

 

ちなみに三峰が持っているカメラは富士フィルムっぽいようです。 

 

レンズ換装なんてしてそうなので、結構いいもんだと思います。もっとカメラ好きなエピソード出して欲しいですねぇ…