映像カメラマンにこそジュリアの『流星群』MVを見て欲しい
曲も素晴らしいですが、映像カメラマンにはぜひ見て欲しいMV。
デレステしかりミリシタしかり、映像的に凝っているのは数あれど、ここまでリアリティを出したMVって他にあるんだろうか、っていうくらいにリアル。カメラ経験者は「あーわかる!」という気持ちとなんだかそれを撮っているような、妙な高揚感に浮かされること間違いなしの素晴らしいMVです。
どの辺がリアルなのかというと、まずブレを良しとした演出。普通ならしっかりとしたカメラワークで構成しそうなもんですが、冒頭からちょっとガタついてるのが目を引きます。
そしてそのままジュリアに近づいていくわけですが、この時のドリーのムラッ気ある動き!ドリー難しいんですよね、ガタガタしちゃうの分かります!
0:53辺り「暗闇を照らすように」の入りや1:12「足音が響いてる」の足元を映すカットもスイッチャー(カメラの映像を切り替える人)やカメラの反応遅れっぽくてリアル。
そもそものカット割りがライブっぽいので、そういう映像が好きな人やカメラマンとしては見ていて本当に楽しいんじゃないかと思います。
ミリシタはシアターという空間でライブをやっているという設定なので、他の楽曲もステージ装飾が凝っていたりダンスが凄かったりという特徴はありますが、デレステのような自由な表現が出来ない制限があります。ですが、今回のMVはそれを越えて(というか活用して)、ジュリアというロックなキャラが、オンステージで、ライブをやるという演出を見事にしています。これは本当素晴らしいですよ。ギターの動きも実際の動きそのままらしいので、神は細部に宿るという言葉通り、細部にもこだわり抜いた神がかったMVと言えると思います。
モーションアクターが声優さん本人というのも熱い。
ミリシタはほとんどやってなかったのでこんな良い曲があるとは…オススメに出してくれたyoutubeに感謝です。
昨今の異世界モノブームについて物申したい
この動画を考えたのは2年くらい前なんですが、とにかく異世界転生・転移ものが多すぎてどうなってんだろ、と思ったことがきっかけでした。具体的な作品を挙げればもう本当に枚挙に暇がないくらい、小説投稿サイトを見れば異世界モノでワンジャンルできてますし、みんなそんなに異世界で無双したいのかというくらいテンプレ展開。それってどうなの?
なんて批判するほどの意気地はないので、元カメラマンらしくドキュメンタリーで描けば面白いかなと企画してました。
最初は批判的にしようと思ったんですが、自分自身、『ゼロの使い魔』や『恋姫†夢想』など、よくよく考えれば異世界モノって好きで見てましたし、アニメのオバロも楽しく視聴してたくちなのでただ批判すりゃいいもんじゃないなと。あと企画してから時間が経ったということもありますが。そんなわけで落とし所はマイルドになっております。
実際にはこんな事件というか現象は多分ありませんが、そのうちこういうことがあってもおかしくないんじゃないかなとも思います。そんなことが起きないことを祈って…
ゲーセンという文化を後世に遺していくために、何か出来ることはないか
beatmaniaIIDX公式サイトに
— DJ TECHNORCH (九十九音夢) (@technorch) 2019年4月10日
「DJ TECHNORCH feat.宇宙★海月 / 金野火織の金色提言 / 音ゲー賛美歌」
の楽曲コメントが掲載されました
金野火織は提言する
あなたが今熱中している「ソレ」は
あなたの青春であり
あなたの友達であり
あなたの人生をかけるに値するものであるhttps://t.co/0vMAThuuov
beatmania IIDX 公式サイトに「金野火織の金色提言」の楽曲コメントが掲載されました。 - DJ TECHNORCH and 九十九音夢 - Blog
このゲーセン(音ゲー)愛に溢れた楽曲コメント。ゲーセンに通う人なら必読ですね。きっとDJ TECHNORCHさんと同じような想いをゲーセンに、ゲームに抱いていた人は多いと思います。
そんなゲーセンですが、全国各地で閉店が相次いでいます。
北海道でも大きなゲーセンであったノルベサやアドアーズが中心市街地から無くなり、そしてまたスガイディノス札幌中央店も6/2で閉店します。
ここはもう本当に、札幌に住んでた間はよく行きました。2階にレトロゲームがあり、家庭用でしかプレイしていなかった『グラディウス2』や『スプラッターハウス』、『黄金の城』という珍ゲームとの出会いもあり、思い出深いゲーセンです。それが閉店となると寂しいというかもはや悲しくなります。もう札幌行ってもいくところが無い…
ゲーセンの思い出といえば、大学時代にEXTRAでの『PARANOiA 〜HADES〜』(BASIC)をクリアしたゲーセンも無くなりました。何回やってもクリアできず、足神さまの友人の提案でいつも行かない駅前のゲーセンに行ってやってみたところなんとかクリア。お祝いにあんかけ焼きそばを食べに行ったことは今でも忘れません。
青春とともにあったゲーセンが閉店してしまうのは悲しいですが仕方がないことかもしれません。大物YouTuberであればゲーセンが賑わうような影響力があるかもしれませんが、現状そういうことはなく、今後も各地で閉店のニュースが流れることと思います。
じゃあせめて何か出来ることはないのかと思っていましたが、そういえばゲーセンの写真ってあんまり無いよな、と。
ということで、全国各地でゲーセンの写真を撮ってアーカイブする、というのはどうかと提案します。例え閉店してしまっても、思い出として残る。ゲーム画面はYouTubeにあるかもしれないけど、ゲームセンターがもつ雰囲気自体は写真や映像でないと残せないものですから、価値があるように思います。ネックとなるのはゲーム機を写すことによる著作権違反なんですが…
そこら辺含め、よい知恵や意見などがあれば教えていただきたいなと思います。
『サクラノモリ†ドリーマーズ 』(MOONSTONE) 感想と考察
ジャンル:学園アクションスリラーADV
ブランド:MOONSTONE
発売日:2016年5月27日(金)
Lassの『3days~満ちてゆく刻の彼方で~』という作品に、いかにもヒロイン(サブ)という立ち位置にいながら攻略できなかった千神奈々子ちゃんという可愛いキャラがいました。前作品にも出ていたために今度は!と期待されていながらエロナシ。そして待望のメインヒロインになった『FESTA!』はシナリオが…というファンにとってはなんとも不遇なお話。そうやって期待して買わせることを当時"奈々子商法"と言ったものでした。
体験版だけはやっていたので知ってはいましたが、改めてまどかは攻略対象外なんですね。一応話にオチは着いているので扱いはいいんですが…下着姿があるくらいだからちょっとくらい脱いでもらっても…まぁそれをやってしまうと他のキャラとくっつくのが気持ち的に負い目を感じるので仕方ないんですが、それでも僕はッ!
こんなに可愛いのが悪い。これはまどか商法で2をプレイせざるを得ない…
というわけで以下ネタバレ感想。大まかな内容は公式サイトとこちら様の感想がわかりやすかったので参考にまでに。感想に激しく同意。
続きを読む『チエルアルコは流星の』めぐるの想いがいつか叶いますように
「船長がさ もしも彼の目指す通りにさ
人間みんな一人残らず赤ン坊からじいちゃんまで
心から感動させる名スピーチができたならさ…」
「ムリよ 人の心はわからないものよ たとえそれが親友や家族であっても ね」
「ムリかなぁ… そうかなぁ…」
―『プラネテス』4巻 PHASE.25「光の速さで45分」より
ハチマキとサリーの会話(一部省略)
この後ハチマキはクルーのケンカを止める際に「この宇宙にオレに関係ない人間なんか一人もいねーんだ」と言い放ち、木星到達のスピーチを任せられることになります。そして利己的であった彼がタナベとの出会いを通じて知った愛を、愛のチカラを話して終わります。
PSR八宮めぐるが『チエルアルコは流星の』シナリオの最後で「色って心で見てるんだね―」「わたし、この鮮やかな空をみんなに見せられるようになりたいな」と言うんですが、このハチマキのやり取りを思い出しました。ハチマキがタナベと出会って世界の見方が変わったように、プロデューサーと出会い、仲間と出会い、そして水槽の魚を通して彼女の世界が変わっていく。普遍的な世界は変わらずとも、気持ちの有り様で見える世界は変わる。彼女の心にある陰と、成長を感じられる素晴らしいシナリオでした。いつかめぐるがハチマキの言う"スピーチ"ができる日が来ますように…
またこのタイトルの付け方も憎い。"チエルアルコ"とはエスペラント語で"虹"を表すそうですが、このエスペラント語というのは国境も人種も超えて使われることを目的に作られた言語。そんな"世界中の誰でも伝わる言語"からこの『チエルアルコは流星の』というタイトルを付け、そしてあのラストにしたライターさんは本当神がかった仕事をしてくれたなと思います。いろんなところでシナリオについては考察されているので、そちらを参考のこと。
「チエルアルコは流星の」はめぐるの過去、現在、そして未来【ネタバレ満載の感想】:たぬきのちらうら - ブロマガ
きみはとってもきれいな色だよ、チエルアルコめぐるの話|かのはら|note
もちろん絵師さんも素晴らしい。水槽に映っためぐるを描くことで、内面がメインの話だということを暗喩してくれてると思います。演出面もシナリオ部分は馴染みの形式で紙芝居なんて言われることもありますが、この表情が変わる一瞬の間だったり、ラストカットに何を持ってくるかとか、そういうところでセンスがいかんなく発揮されてますね。シャニマスすげぇ。
…おかしいな、めぐるは金髪ボインのエッチなキャラという印象だったのに『小さな夜のトロイメライ』しかり、元気ハツラツエッチなキャラというイメージは嘘だったんやな…でも好き。
『15 Second Horror Film Challenge(15秒ホラー動画コンテスト2018)』TOP20を見てみよう
見たくないと思いつつ、指の隙間からつい伺ってしまう…ホラー、良いですよね。自然の摂理の不明瞭さを表す、人を惹きつけてやまない分野だと思います。
スラッシュにしろオカルトにしろ、ある程度ホラー映画には定形があって、それをどう踏襲するか、どう崩すかが面白くなってくるんですが、そんなストーリーの大部分を省いてこれぞホラー!なシーンを15秒の短い時間に凝縮した『15 Second Horror Film Challenge』というホラー動画コンテストがあります。去年(2017年分)は話題になっていたので1位だけは見たっていう方は多いんじゃないでしょうか。
【衝撃】たった15秒の怖い動画コンテスト1位の動画がマジで怖い件 / 主人公の女子が15秒後に衝撃的ラスト | バズプラスニュース
2018年分のコンテスト動画もいつの間にか順位が決まって動画が上がっていたので見ましたが、うーん。確かに去年の1位ほどのインパクトは無いのかな、というかこれどういう意味なんだろうというのがぽちぽちありますが、なにせ15秒という短時間なのでさくさく見れていいですね。TOP20位から個人的に好きなのを下記。もちろん程度はあれどホラーなので閲覧注意。特に19位のは…
19th. Just the Tip https://youtu.be/KnEDV9ftJrQ?t=21
12th. CPR https://youtu.be/KnEDV9ftJrQ?t=135
2nd. Right Hand Red https://youtu.be/KnEDV9ftJrQ?t=294
面白いのかもしれないけど言葉とか文化が違う、というのは難しいですね。特に1位はなんとなく言いたいことは分かるんですが、どういう意味なのか思考のクッション挟んでしまうのでうわこわっ!とならないんですよね。その点2位は『不安の種』っぽくて好き。こういう言葉がなくても伝わるものがいいですね。あとカメラ通してこっちに移動してきてるパターン多すぎ。怪物/怪人とかも。居るってだけにすればいいのに最後に血を出したがるのはお国柄なんでしょうか。
とまぁ日本人らしいジメッとした感性からはあんまり好まれないかもしれませんが、ホラー好きな方は見て、なんなら応募も難しくないようなので撮って応募してみてもいいかもしれませんね!
ちなみに僕はジャパニーズホラーが苦手なので『呪怨』すら見てません。