くれいじーはーつ

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ブラックホールつながりで『イベント・ホライゾン』を思い出す

史上初、ブラックホールの撮影に成功 ― 地球サイズの電波望遠鏡で、楕円銀河M87に潜む巨大ブラックホールに迫る | 国立天文台(NAOJ)

 

ブラックホールってまだ撮影はされたことなかったんだな、すげぇな…っていうところもありますが、文中に出てくる「イベント・ホライズン・テレスコープ」で名作映画『イベント・ホライゾン』を思い出しました。

 

 

名作といっても世間的にはマイナー作、一部で人気なのもグロシーンが凄いからという理由なのであまりすすめられたものではないんですが、グロOKで宇宙スリラーモノが好きな人にはぜひ見て欲しい一作。『LIFE』とか『サンシャイン2057』が好きならぜひ。サンシャインより絶対面白いと思います。

 

グロシーンについては映画名でyoutubeとかで検索すると出てくるので、あくまで自己責任でお願いします。結構グロい。目玉取り出してヤァ!って感じが印象的。系統としては『ヘル・レイザー』のような拷問グロ系。

 

方方であらすじは書かれているので省略。そして今回はネタバレを気にせず書きますが、この映画の素晴らしいところって終わり方にあると思うんです。

 

色々あって結局件の船イベント・ホライゾンから脱出することになり、宇宙空間をさまよってようやく救出される、というところで終わるんですが、まずそこで救助隊がマスクを取ると一連の騒動の原因である人物だったー というドッキリ。これは幻覚なんですが、そこからのカット割りが秀逸。人物主体だったカメラが、パニックになる乗組員たちを落ち着かせようと話しかける救助隊のロングへと引いて止まり、そしてやがて宇宙船のハッチが閉まっていく…この不穏な終わりがたまりませんね! こればっかりは見ないとイメージつかないかと思うので難しいところですが、ドラクエでいうとボスだと思ってた相手が変身しないで死ぬ、みたいな感じでしょうか。まだなんかあんのか?的な。

 

こういう超常の力が絡んでくるようなモノはいかに後味が悪い/しっかりと解決できる終わり方にするかで評価変わりますよね。終わりよければすべてよし。昔の人は良いことを言いました。助かったはずなんだけどこれ本当に大丈夫なんだろうか…という不安が作品を印象深いものにしてくれます。

 

kimoidameo-brog.hatenadiary.jp

監督などについては上記を参考のこと。よくまとまっていていいんですが、予告している解説②がアップされていないのが口惜しい。気になる…

 

ちなみに"イベント・ホライゾン"という言葉自体は「事象の地平面」「シュバルツシルト面」といった中二病的にはかっこいいけど説明はし辛いものなので、興味ある方は調べて分かりやすく教えてもらえると助かります。

事象の地平面:サラリーマン、宇宙を語る。